【以下OLSONさんと栞について交わしたお話 2章終了後にでも読んでいただければ……】
(エルラ)
>もう一つの可能性
久々に一部を鑑賞して思ったのですが、栞の病気とはなんなのやら……。僕はOLSON
さんとSION&まっきさんの作品を元に栞の病気を捉えてみました。あとNHKでやって
た脳腫瘍の人の死に至るまでの生活を参考に。2章ではまず、どうしようもない臓器
の切除、そののち根本的な病気の治療というプロセスをイメージしました。ブラック
ジャックでもあったネタもいれてます。まあ、KANONのアバウトさも利用してます
が。
実際医者志望の友人の話でも聞いたんですが、成功率一桁の手術とか治療なんかに
臨むことはそうとう勇気がいるそうです。今回2章で栞は運良く治りましたが、これ
は本人の精神力と、担当医の努力の賜物です。手術のとき医者が誤って動脈でも切
断しようものなら栞は死んでいたでしょう(切除しにくいガンの手術等でもっとも恐
れられること)。あっさり治ってますからイメージしにくいでしょうが……(必要以
上に鬱にはしたくなかったので)、結構裏事情は深刻です。
それと、実は『美坂記念病院』ですが、友人の病院の名前を拝借しました。○○記
念病院以外にこの手の名前があるのかは疑問です。どこのことかわかった人はこっそ
り笑っていてください。
うっ、途中から後書調になってる。これ2章に後書でいれようかな……
あとでOLSONさんからの見解があったら同時に載せたりして……。
す、すみません。あつかましいことを。でもOLSONさんも栞のことを真剣に考えてら
したようなので、貴重な意見がもらえたら載せてみたいです。あの栞の闘病生活は結
構心を打たれましたので……。うちのは鎮痛剤とかで結構ぴんぴんしてます。あの決
断までは……
(OLSONさん)
栞の病気…肝臓ガンだと思ってます。
肝臓は自覚症状が出にくいそうなのであまり病人みたいに見えないとしても辻褄は合う…かも。
それにガンは若い方が進行は急激だそうです。
つまりある程度進行していかにも病人ってな状態になるまでは普通に見えるかも。
そして、そうなったら後は一気に…てなとこか。
元々虚弱だったようだがそれの治療のために使った薬で薬害があったりして。
うーむ、ヘビィだ。
拙作で書いた説ですが、通常の生活が可能なように、無理な延命治療はせず薬で痛みを抑えて充実した余生を送らせるホスピスケアを行っていたのでは?
医療の知識はあまり無いのですが、内臓等のガンは無理に治そうとしなければ最後の最後まで外見はあまり変わらないようです。(私の祖父は肝臓ガンでしたが最後まで外見は変わらず矍鑠としてました。黄疸が出ますが、女の子なら、化粧でごまかせるかも)
冒頭、2003年5月1日の加筆でOLSONさんの『もう一つの可能性』のようなプロローグを入れてみました。クライマックスがえらくあっさりしすぎと思ったので、ヘヴィな内容も入れておこうと思いまして。クライマックスであれ入れてもお茶濁しになりそうだったので冒頭に回しました。ちょうど、栞ちゃんが患部の摘出手術か何かを行った直後のあたりを想定してます。
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