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ある人に薦められてクリアしました。
で、恒例のレビューみたいなもの。
メラ燃えバトル紹介企画まとめの方は、まだ様子見の人がいるので次回くらいに。

【現代編】
地雷と前情報があったので、一番最初に処理。
うむ、文句無しに地雷だ。
一番クリアに時間がかからないこと以外、褒めどころなし。

【原始編】
会話文無しでもRPG出来るんだなと、妙に感心。
シナリオは別に面白くもないけど、ラストバトルでドサクサに紛れて仲間になってる奴に大笑い。
それはともかく、このあたりからひどい欠点も見え始める。
会話内容が変わらない相手と五回会話するのが先に進むための条件なのですが、最悪なことにノーヒント。
ここでプレイヤーに投げられても文句は言えないと思う。

【功夫編】
なかなかの王道シナリオで楽しめました。
しかし、「心がなってない」とか説教垂れておいて結局チンピラぶちのめす師匠は何なのかと。
まあ、「私はいいのよ」と喫煙に関して開き直ってた師匠もいるのでよしとするか。
シナリオとは別に、この功夫編でも不親切設計が目につきました。
弟子の修行を均等にやるとクリアが辛くなります。
鍛えるなら一点集中にすべきなのですが、気付いてから再プレイしろって面倒極まりない。

【西部編】
なんかよく分からないけど決闘して終わるシナリオ。
いくらSFCと言っても、もう少しシナリオの煮詰め方ってものがあると思う(汗)
キャラに思い入れする前に終わってしまいました。
まあ、そんなことより気になって仕方ないのは、バーの扉。
あんなどうでもいいところで下らない演出してウエイトかけるなよ、鬱陶しい。

【SF編】
デフォルト状態でやれるシナリオの中では一番面白いシナリオ。
ホラーチックというかミステリーチックというか、そんな感じの宇宙船SFものです。
映画『エイリアン』みたいなのを期待してると、当てが外れて残念かもしれませんが、そうでなければ素直に楽しめるでしょう。
敵の存在理由やキャラ立ちもしっかり出来ていて、不親切設計もないのはGOOD。
エアロックで馬鹿やると、ライブアライブ中屈指の笑える映像が!

【幕末編】
化物の城でメタルギアごっこする話。
というのが、今の人の感覚としてはぴったりくるかも。
敵が薄く、さほど燃えないのはSFCでオムニバスのせいなんでしょうか?

【近未来編】
色んな意味で説明ぶっ飛ばしのシナリオ。
ノリだけでいいや、と思えば楽しめるのかもしれない(何)
まあ、シナリオを置いとくとしても、ここでも悪質な不親切設計。
敵がいるわけでもないのに、無意味に距離を歩かなければいけないブリキ大王起動方法にはイライラします。
何で制作総責任者はこういうところにダメ出ししなかったんでしょう?

【中世編】
このシナリオのラストまで進めると、デフォルトの独立した話が何だったのかようやく見えてきます。
つーか、見えてくるまで長すぎ。
各シナリオ終わるごとに最終編の中世差し挟んでも良かったんじゃないかと思います。
正直、ここまで投げずについてこれる人どれだけいるのやら(汗)
RPGで定番の勇者を否定するえげつないシナリオが良い感じ。
しかし、このシナリオだと疑問が浮かぶわけですが、結局姫誘拐したのは誰だったんでしょう?
謎だ(汗)

【最終編】
ようやくテーマが見える最終編。
つまるところ、勝者によって歴史が作られるってのをドきつく描いた物語だったわけですね、ライブは。
その意味では良く出来た良作だったのではないかと思います。
これまでのラスボスに仕掛けられていたモノに気づいた時は、ああなるほどー、と今までの苦労が報われました(笑)
しかし、ランダムエンカン鬱陶しいぞ! 最終ダンジョン、三秒に一回エンカウントってどういうことよ?
このゲーム、冗談抜きで細部の配慮が足りなすぎです。
シナリオの素質はいいのに煮詰め不足だったり、余計なストレスをプレイヤーに強いたり。
雑魚がこちらのレベルに合わせて強くなるせいで、戦えば戦うほど雑魚戦闘が面倒になるのに、エンカウント避けられないってありえない。
名作だと思った反面、何か疲労度もクソゲープレイ後並に溜まってたりします。

最後に総括して。
世間でマイナー名作と言われるだけあって、確かに名作。
しかし、細部の不親切設計やシナリオの煮詰め不足でマイナス面も多すぎました。
デフォルトが全部SF編レベルで、最終編がもう少しスムーズに進められたら評価も大きく変わるだろうなと思います。
最終的には100点満点の50点くらいで。





MIDI:Dark moonさん