第三回Kanon 小ネタこんぺ(前夜祭)感想
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※運営なので、順位を左右する採点を回避しただけです。作者掲示板での返信に許可は不要。
【1 スノーボールに込めて】 C
「でも、したいんです。お姉ちゃんと」
おおっ!
禁断の花園が来るか!?
…………。
……。
けちんぼっ!
【2 上昇気流☆ラブラブHearts】 A
僕的には、ほのぼの。
スキンシップの多さが何だか羨ましいです。
イタ飯は痛飯とかけたギャグ?
【3 ふたつのクリスマスソング 】 D
評価するとなると困る典型のような『ほのぼの』ですね。
大学決まっているのに受験勉強に付き合う、というのも違和感あり。
ギャグでもどこか受けるっていうのなら真剣にもなれるかもしれませんが、かえって邪魔のような……。
それと、視点変更するなら一人称を徹底した方が良いと思います。
【4 教えてあげません♪】 C
なつい。
【5 あほ】 F
あほになりそうです。
元からあほですけど。
【6 この箱庭に雪は降り積む】 C
セリフがある方が好きですし、明るい方が好きです。
クリスマスの対比とと、胸にチクリとくるものはあるんですけど、全体の雰囲気が趣味に合いませんでした。
【7 諸人こぞりて】 C
冬の蛍の発想はKanonらしくてよかったのですが、幻想的美しさが足りないと思います。
最後にライバル(三角関係?)宣言みたいな、げどげどしたモノがあるのが一番大きな原因でしょうか。
秋子さん死んで悲しんでるかと思ったら、もうラブコメ? みたいな呆れも混ざってしまいました。
容量とか執筆時間も影響してるんだろうな、とは思いますけど。
【8 琥珀色の幸せ】 B
いい具合に切なさ出てました。
多分大人っぽい味がしました。
でも、寂しいだけなのは趣味じゃないです。
【9 Actually】 C
文章は上手いですけど、こういう諦観の塊みたいなのはブログの自虐日記だけにして欲しい、と思う僕がいます。
こういうKanonSSは、個人的な趣味に合わないということで。
【10 透明】 C
文章は上手いけど、それ以上には何も感じません。
題名通り透明な感じ。
むしろ、最初のノリでコメディやって欲しかったです。
【11 白い街に暮らすもの】 F
このインチキ臭い文章に月宮さんときて、思いっきり知ってる人の作品の気がしてます。
まあ、それはどうでもいいとして、約10KBもただ哲学されても困ります。
【12 シュガークラフトの朝】 C
セリフ中心にした方が動きが出ていいと思います。
『展開』というものを感じず、『停滞』が感じられるSSでした。
ただまあ、10KBの限界かなと仕方なくも思うんですけど。
【13 一月の路上に捨てる。】 C
日常描写の合間に奇妙な感覚や現象を差し込むと、より奇妙さが際立っていいです。
『暗い』の一辺倒にならなってないのも好み。
ただ、せっかくの対比も最後が弱かったように思います。
惜しいと思った一本でした。
【14 こんな暑い日には】 S
この真冬に、かき氷で盛り上がってる作者さんに爆笑。
作中の雰囲気と、暖房なしの部屋で読んでる自分の環境のギャップがあまりにおかしかったです。
まあ、それはどうでもいいとして……。
登場人物が楽しそうなのがこっちにも伝わってきて、とても好きなタイプのSSです。
ただそれだけに終始することもなく、甘酸っぱい昔のエピソードを挟んでるのも好印象。
というか、幼い日の切なさを挟んだおかげで、何てことない『ほのぼの』が、とても大切なものに見えます。
心が晴れやかになるSSをありがとうございました。
【15 相沢祐一最大の危機】 SS
この読みやすく、素敵に馬鹿一直線の内容と、作中の『ドン引き』って単語は……。
ま、まあ、それはともかく、引っぱり具合からオチまで楽しませてもらいました。
しかし、こういうのに拍手って嗜好も変わったなあ。
【16 プラネタリウムの夜】 A
香里と北川で何かやられても好みから外れるんですが、斉藤君とこが面白かったです。
祐一と名雪を、外部の人間の視線で描くってのもラブコメの手法なのかもしれませんね。
【17 暖かな夜、寂しい女の子】 C
肩肘張り過ぎず、かと言って緩みすぎずの文章は嫌いじゃないです。
でも、何したいのかよく分かりません。
一文一文取ってけば、非常にKanonらしい柔らかさと優しさがあるのに、それを繋ごうという気がないようにも見えました。
毛玉かセーターかで言えば、これは毛玉。
これで暖をとってください、と毛玉を渡されても困るわけで……。
【18 Melancholy】 F
悪意ある描き方しておいて、最後に『こいつら』と有象無象のごとく括るのは、愛というものを感じられませんでした。
ブラックジョークにしても下手すぎます。
【19 残されていた音声 】 A
再生すると呪われそうなので、回れ右しました。
お祓いしてもらわなきゃ……。
って、それじゃダメじゃん!
呪われたらやだなあ、と思いつつ『NEXT』クリック。
ううっ、怖。
以上。本当にビビってた人より。
内容は、ぴろを探していなくなった真琴を17日に祐一は本当は見つける事ができず、真琴は20日前後にものみの丘(もしくはどこかの路上?)で餓死、真琴の怨念が17日以降の真琴シナリオの幻覚を見せたってことでしょうか。
そうだとすると、19日から出現する都合のよいキャラ(天野美汐)の存在もまた幻覚だったとも考えられて面白いです。
日に日に死に近づくごとに膨らんでいく怨念、餓死後は更に膨れ上がり、祐一、そして水瀬家に耐え難い災厄を見舞う。
最後はレストランから死体に近い場所へ車を呼び寄せ、事故後に死体が動いて乗り込む(怖いなオイ)。
祐一達は帰ってきた真琴の姿を夢見ながら死亡。
……てな風に脳内補完してみました。
合ってる合ってないはともかくとして、これだけ考える楽しみを提供してくださった作者さんに感謝。
小ネタらしい小ネタで面白かったです。いえ、怖かったです。
真琴シナリオって謎過ぎる分、こういう解釈も成り立つと思うので、そこが上手かったなと思います。琴線に触れました。
ただ、原作でレストラン行きにワゴン車使ってないのが痛いかも。
アニメとかではワゴン車なんでしょうか?
まあ、何にしてもお祓い行ってこようと思います。
【20 安っぽい奇跡】 A
締めの直前がクサすぎた気がします。
けど、落とし方のラブさと中盤までの止まらない漫才はごちそうさまでした。
「奇跡が俺の肩やら頭に降り積もって寒い」
には爆笑しました。
序盤が滅茶苦茶『なんとなく風子』な気がする。
【21 信号炎管】 F
車の描写が細かかったり、轢かれたのが秋子さんっぽかったり、終わり方が素人目には中途半端に見えたり、何か深い意味があるのかもしれません。
けど、僕にはよく分かりませんでした。
会話文中心の方が面白いと思います。
【22 とある平和な夜】 SS
名雪の勘違いに噴きました。
最初、祐一はクローゼットにでも隠れてるのかと思ったのですが、さすがに真面目に勉強してますね。
屋根の上、一つのコートに身を寄せ合ってってシチュエーションが素敵でした。
身を寄せ合ってる猫みたいで、それがまた名雪に合うこと合うこと。
個人的には、作中でもその描写は欲しかったなと思います。
あと、全体的に無駄を感じない流れなのが好印象でした。
一人称の表現がまだ甘い気はしますが、角矯めて牛殺すと言いますし、面白いので今はどうでもいいです。
【23 いらない子】 B
ダジャレも使いようだと思いました。
いかにも真琴らしい一エピソードで良かったです。
ただ、ダジャレ一本なのは世界に通じない(言語問題)ってところで、普遍的なギャグに一歩劣ると思う僕がいます。
【24 フライング・クリスマスプレゼント】 A
これを、あゆと思うか思わないかで評価は割れるんだろうなと思います。
僕は、これもあゆの一つの可能性であり、彼女の魅力を出せていると思いました。
祐一からもらった温かい気持ちを、今度は別の子に与えるあゆ。
そうやって巡っていく温かいものがKanonを支えてるんじゃないかって思うと、こういうささやかな話って胸に響いてきます。
【25 #9 クリスマス・イブ】 D
改行の乱れや変換不一致から校正不足が露骨に見えるのが痛いです。
美汐の過去話も物語性はなく、どちらかと言うと設定説明的。
最後は投げっぱなし……となると、どうにも褒められません。
【26 紫陽花の歌】 B
もどき、じゃなくて普通にシリアスのような?
何気ない言葉に深い意味を持たせようとするのは好きです。
祐一の優しさに期待する名雪の悪行(?)も、ちょっと笑えました。
個人的には、量産されて欲しいタイプの良作です。