――宇宙 地球防衛ライン
通信系統を完全にRG側に掌握されている連邦軍は、地球周辺の宙域に部隊を配
置し、敵戦力の降下を防ぐ作戦を展開していた。地球側から、宇宙からの進出を補
足出来ない以上、広範囲に渡って監視部隊をつけることでRGの作戦の妨害を視野
に入れた作戦だった。
だがその為に、連邦軍の戦力は大幅に分断され守り手はともかく攻め手にかけ、
戦況は変化せず、地上は先発の降下部隊に翻弄され徐々にではあるが、連邦軍は追
い詰められていた。
そんな緊張感は少しずつここ、防衛ラインを任されている兵士達にも伝わってお
り、彼らは日々の任務にも必要以上の神経を使っている。
「こちら、ホーク2。周辺異常なし」
「了解、コースパターンDにて引き続き警戒任務に当たれ」
「ホーク2、了解」
ジェガンに乗ったパイロットは報告を済ませると、予定されている通りのコース
を監視するために、平常速度で移動を開始した。
ジムシリーズの後継機であるジェガンは、連邦軍再軍備開始時にいち早く量産さ
れ、連邦軍に配備されたMSの内の一つである。
標準的かつ汎用的な装備と性能、加えてローコストで量産が可能だったジェガン
はすぐに連邦軍の大半の部隊に配備された。その後生産力の向上により、PTや他
の高性能MSが開発されるようになり、生産数は少なくなったが、現在も一般の兵
士や間に合わせの機体として使われている。
そのパイロットの一人、南明義はコースを回る間も必要以上に周囲を警戒してい
た。考えうる最悪の事態を想定してから物事に当たる彼は、よく言えば慎重派、悪
く言えば臆病ともとれる。日々、激化する戦闘。重傷、あるいは死亡し入れ替わる
仲間達。自分がいつ同じ立場になってもおかしくないこの状況に、南は少しだけ恐
怖を感じていた。
死への恐怖――ではなく、別の理由で。
同期の友人、否、友人と呼べる程の親しい付き合いもなかった少女、里村茜。今
は同じく同期の折原浩平と共に、別任務に就いている事は既に知っていた。
死ねば、自分は彼女の中に何か残るだろうか。否、彼女ではない別の誰かの中に
も残るものがあるだろうか? そんな問いに彼は自嘲する。何も残るはずがない。
かつて淡い恋心を抱いた少女の側にも、そして今所属している連邦にも、自分の居
場所はもうないのだ。
かつて行動を起こした事はあった。理由はわからないが、浩平が軍から消えてい
た時期がある。そもそもどうして消えていたのか、それ以前に消えていた事に彼が
戻ってきてから気づいた事など腑に落ちない点はいくつかあるが、それはさておい
て。その間、憂いを帯びた表情で任務をこなしていた茜に、南は玉砕覚悟で告白を
するつもりだった。人気のない廊下、彼女に自分の思いを告げる、そのつもりだっ
たのだが。
彼女がたった一言、何気なく呟いた一言が南から勇気を根こそぎ奪って行った。
茜はただ一言、「浩平…」と切なげにその名を呼んだ。南はその時、その名を呼
ぶ声にどれだけの想いが込められているのかを感じてしまった。いっそ、知らな
ければ、聞かなければまだ声をかけることも出来ただろうに。その時は誰の名か
わからず、ただ立ち去るだけだったが後になって、浩平が戻ってからその理由が
わかった。
――茜の中に自分の居場所はなかった――
彼は、その時と浩平が戻った時とで二度、その痛みを感じた。これならばまだ
告白して断られた方がマシだったと何度も嘆いた。彼は、闘う事すら許されなか
った。もう、今更何を告げる事が出来るだろう、南に残ったのは後悔と、胸を締
め付ける悲しみ、ただそれだけだった。そんな空虚な想いを残して彼の恋は終わ
り、そしてその事が、自分自身が空虚な存在である事を教えてくれた。
そして今も、戦いに身を置きながら、空気のような存在だと感じる自分に心底
嫌気がする。けれども、変わろうとしない自分に腹を立ててそこで終わり。
彼の想いは足踏みをしたまま、変わることなく南の心にくすぶっている。あや
ふやな自分が、南はたまらなく嫌だった。
そんな彼だから、
「ホーク4より各機へ! 敵影確認! ポイント8にて戦闘を開始した! 応援
求む!」
この闘いに身を投じ、
「こちらホーク2、了解! 直ちに所定の位置へ向かう!」
その結果、迎えた結末に、
「こちらホーク1、すぐに救援を出す。近い者は直ちに援護へ向かえ!」
後悔は――しなかった。
エクシードブレイブス 第13話
Sense Of Existence
――マザーバンガード
補給を済ませたマザーバンガードは、RGの作戦行動の要となっている通信妨害
を行っている施設を探すため、再び探索任務についていた。地球とその周辺の宇宙
にまで及ぶ妨害電波は、相当大掛かりの施設、あるいは大規模なステーションの建
造等を必要とする。
その為、探索で見つからないような小規模な衛星や、装置の類ではないだろうと
いう結論に達した連邦軍上層部は特務と称してデュランダルに探索任務及び施設の
破壊の命令を下した。
これが体のいい厄介払いであることは秋子は当然見抜いている。しかし、いくら
独自行動を認められているとはいえ、取り立てて急ぎの任務がない状態では上の命
令に従わざるを得ない。秋子の目的が別にあるとはいえ、そちらばかりを優先する
わけにはいかないのだ。上手く上の人間をあしらうには適度に無茶な命令を聞いて
やる必要もあるのだ。こうすることで上の人間は手綱を握っているように思うが、
実際は体よく秋子の手のひらで転がされているに過ぎない。
それに秋子とて、何の計画もなく調査に当たっている訳ではない。今までの報告
によれば、通信妨害は地球全土とその周辺の宇宙空間でのみ発生している。
また24時間常に通信が出来ない状態というよりは、雑音やノイズによる妨害の
類が殆どの為、電波やジャミングによる妨害である可能性が高い。広範囲に渡る妨
害の割に、それに関係するような、戦艦、施設、衛星の類が見つからないという事
は移動がある程度可能で、ステルスやレーダーにかからない何らかの装備を施して
あるというところまで秋子は推測していた。
それだけ情報が揃えば後は、何らかの痕跡を拾う他はない。その為、秋子はロー
ラー作戦で地球周辺から調査を開始した。
「とはいうものの…」
秋子は頬を手に当てて珍しく困り顔をしていた。まあ無理もない、この広い宇宙
で、かくれんぼの鬼をやらされているようなものだ。調査を始めたばかりとはいえ、
途方もない調査に少しだけため息をつきたくもなる。
「水瀬艦長、搬入は全て完了しました」
「了解です、ではシャトルにはサイド2の基地に帰還するように指示を」
「了解。あ、石橋少佐がご挨拶に来られるとの事です」
「あらあら、そうですか。ではわたしは艦長室に戻っていますね」
「はい、お疲れ様です」
「皆さんも根を詰めない様に。きちんと交代で休憩を取ってくださいね」
「了解です」
オペレーター達にそう告げると、秋子はブリッジを出て艦長室に向かった。
――マザーバンガード ハンガー
「うおおおお! これがオレたちの新しい機体かーー!」
搬入された白いガンダムを見て浩平はおもわず大声を張り上げた。そんな浩平の
大声もかき消されるほど、ハンガーでは作業の音で騒がしかった。
前大戦末期の頃に開発されたガンダム機の最終型、νガンダム。ニュータイプ適
正の高かった浩平と茜の為にリバイバル、及びカスタムされた機体で、現状で、こ
の機体を上回る性能を持つMSは今のところ開発されていない。
当時の技術と現在の技術を足しても、このスペックを超えるのは並ならぬ発想が
必要なため、そのあたりにνガンダムの完成度の高さが伺える。
「何、子どもみたいにはしゃいでるのよ折原君」
「雪、そいつは元から子どもよ」
呆れたような口調で浩平をたしなめる女性に相槌を打つひかり。
「む、姐さんズか。ははーん、さてはオレの新しい機体が羨ましくて…ぶべらっ!」
ひかりは閃光の如き速さで間合いをつめ、手首にスナップを利かせたビンタを、
容赦なく浩平の左頬に叩き込んだ。その速さ、音速の壁を破る音がしたかと思うほ
どで、浩平は一瞬にして沈黙する。いや、させられた。
「アンタねぇ…浮かれるのはいいけど口の利き方には気をつけなさい。戦場に出る
前に…死ぬわよ?」
その眼光には本気と書いてマジと書かれている。ここで引いておかないと、本気
で後ろから刺されかねない雰囲気を感じ取ったか、浩平は素直に謝罪した。微妙に
引き際というものを心得ている。
「しゅ…しゅいません」
「相変わらず…進歩ないわね折原君」
「はっはっは、いついかなる時も精進を怠らないオレに深山さんも人が悪い」
「はぁ…やれやれ」
呆れたようにため息をついたロングヘアの女性、深山雪見。浩平たちの先輩にあ
たり、面倒見のよさから信頼されている。ひかりとはコンビを組んでおり、彼女ら
の連携戦闘は、惚れ惚れするほどの見事なものだという。
「雪、そんなのはほっといて、私らの機体、確認しに行くわよ」
「そうね、行きましょうか」
「あー、二人の奴も新型でしたっけ」
浩平は搬入予定の時の内容をおぼろげに思い出した。倉田重工から提供される機
体をそれぞれのパイロットの適正に合わせて割り振る会議だった。
「確か…そうそうヒュッケバインの最新型」
「そうよ、MARKVの発展型でLタイプとRタイプでそれぞれ、特徴を持たせた
新型」
ひかりが少し得意気に説明する。νガンダムの後に搬入されてきた二台のヒュッ
ケバイン。フレームには変更がないが、腕や脚部が一回り太くなり、大型の印象を
与えるLタイプと、MARKVに搭載されていたミサイルコンテナの変わりに、有
線のレーザービットを装備し、ウイングパーツが背中に取り付けられ、強化された
ジェネレーターの出力をそのまま機動力に利用した、シャープなフレームのRタイ
プが搬入されている。
「RTX−012Lと012R…まだ正式には登録されてないけどMARKWの試
作機って所かしらね。私のLが近接戦闘のシャインブレイブ、雪のRが遠距離戦
闘のディープスノーよ」
「はー…しかしひかりさんのは何かゴツくない?」
「あー、何でもMARKVのボクサーパーツをベースにフレームを組んだって聞い
てるから、その所為じゃない?」
「ああ、あのガシガシ殴ったり蹴ったりするタイプですね。ふーん、なるほどなる
ほど。それなら確かにひかりさんにピッタリっスね」
「折原…そんなに私に殴られたいの、アンタ」
「いえ、謹んで遠慮させていただきます、サー!」
言うが早いか一目散に浩平は逃げ出した。逃げ足は天下一品と自負するだけはあ
る。
「ったくアイツは…」
ぶつくさといいながら、ひかりは浩平の後姿を見守っていた。その後もハンガー
には次々と新戦力になるだろう機体が積まれていくのだった。まるで、これからの
戦闘の激化を想定しているかのように…。
――マザーバンガード 艦長室
「こちらが、物資と搬入機体のリストになります。ご確認を」
「すみません、少佐。大変だったでしょう?」
「いえ、自分の任務ですから」
石橋はなんでもない、という風に答えた。
「それに、滞りなく任務を遂行できたのはアンリミテッドの助力があってこそ」
「そうですね、こちらがRGを抑えきれないばかりに、彼らにも随分と負担をかけ
てしまっています」
「…やはり事前に襲撃を仕掛けてきたところを見ると」
「こちらの動きは察知されていますね。早いところこの状況を打破しないと、一向
に戦況は変わらないでしょう」
二人の間に重い沈黙が漂う。作戦行動を事前に悟られるというこの状況は全てに
置いて後手に回らざるを得ない状況だという事だ。
いかに戦力が整おうとも、奇襲を受ければ持たないし、攻め込もうにもそれが予
め敵に知られているのでは、作戦の成功率は天と地ほどに差が出る。
そんな重い沈黙を破ったのは石橋の言葉だった。
「…私は、珠瀬長官よりこちらの部隊への参加を許されています。我が剣、存分に
使っていただきたい」
「ええ、この部隊は若い子が多いですから。指導者としての方も期待しています
よ」
「畏まりました、それでは…」
敬礼し、石橋は艦長室を出た。秋子はリストの方に目をやった。倉田重工から、
惜しげもなく提供されている、試作機、高性能機の数々…。正直な話、倉田や様々
な企業からの援助がなければ、ここまでの無茶は出来なかったろう。
彼らにも彼らなりの利益はあるのだろうが、秋子は快く提案を受けてくれた、
人々に感謝の意を感じずにはいられなかった。
――マザーバンガード 倉庫
「みさきさん、この箱は?」
「うんと、そっちの箱はこっちに置いちゃっていいよ」
「判りました」
ふわふわした雰囲気を持つ長い髪の少女と一弥が搬入された物資の入った箱を内
容別に分ける作業をしていた。あまり重い荷物がないため、比較的小柄な一弥や、
雑用を担当している少女、川名みさきがこういった雑務に当たっていた。
中身は軽いのだがこまごましたものが多いため数が多く、意外と整理には時間が
かかる。そしてみさきは目が悪いので、自然とこういった単純作業が多く回される。
みさきは盲目だったが、治療の甲斐あって光を感じ世界の輪郭を感じ取れるくら
には回復していた。それでも、他の人よりは見えないのだが、艦内の構造を手取り
足取りで覚え、簡単な雑務をこなせる様にはなった。
自分の居場所を作るために。
「みさきさーん、こっちの箱ってどこに置きますか?」
「えーっと、真理奈ちゃん。箱になんて書いてある?」
「NASABIって書いてありますー」
「それは、真理奈ちゃんの後ろの棚だよー」
「はーい」
同じ作業や、内容で予めやる事が殆ど決まっている作業はみさきの独壇場だ。何
処に、何を、どのように置くか。それら全てがきっちりと頭に入っているみさき以
上に倉庫の事を把握しているメンバーはいないだろう。
やがて、搬入された物資はきちんと分別されて倉庫に収められる。しまい忘れた
ものがないか、真理奈が指差し確認し、きちんと整理されている事を確かめる。
「うん、これで全部ですね」
「二人ともお疲れ様ー」
真理奈がそう言うとみさきはにこにことそんな言葉を口にした。しかし、真理奈
はまだ休むには早かったらしい。
サイレンがなり始め、艦内に緊急放送が入る。
『第一級戦闘配備、繰り返す第一級戦闘配備。パイロットは各自出撃準備をせよ!』
真理奈は何事かと思ったが、とりあえず動くのが先だと判断し、廊下に飛び出す。
突然の、しかも第一級の戦闘配備となれば、事態は急を要するはず。躊躇している
時間はないのだ。
「真理奈ちゃん、気をつけてねー」
「お気をつけて!」
みさきと一弥がその背に声援を送る。真理奈は振り返りざまに手を振ってそれに
応え、走って行った。
――――宇宙 地球防衛ライン
マザーバンガードを中心に、準備の出来た機体から次々と出撃し、布陣を固める。
マザーバンガードの前面には配備されたばかりのシャインブレイブとディープスノ
ー。そして石橋の駆る特機が――
「あの…石橋少佐」
「何だ?」
人工筋肉を各部に取り入れ、柔軟かつリアルなモーションを再現する事が可能な
全く別機軸の特機。その風貌と巨大な対艦刀はまさに威圧感を前面に押し出したフ
ォルムで、味方と敵問わず震え上がらせるような効果がありそうだった。
だが、そんな特機だったからか、真理奈が恐る恐る石橋が乗っているのかどうか
尋ねたのだった。
「その…機体が少佐の愛機なんですか?」
「うむ、ダイナミック・ゼネラル・ガーディアンという機体のモデルらしいが、ど
うもしっくりこないのでな。俺はグラディエーターと呼んでいる」
「そ、そうですか…」
石橋は決して怖がらせようと思ったわけではないが、抑揚のない軍人然とした受
け答えに、初対面の真理奈は少し恐怖を抱いてしまった。
ちなみに、石橋のグラディエーターことダイナミック・ゼネラル・ガーディアン
は、その昔の搭乗者にも同じような理由でダイゼンガーという名称をつけられた。
いつの時代も正式名称が気に入ってもらえないとは、ある意味不遇なロボットであ
る。
一方真理奈の機体はデュランダル内でも珍しいOFのアルテミスだ。女性型のフ
ォルムに、大型の弓型のビームボウを装備した中、遠距離型のOFである。OFな
ので機動性に優れ、放たれる矢は正しく狩人の如く敵を射抜く。
浩平と茜の乗ったνガンダムも出撃し、残っているのはあゆの駆る白いゲシュペ
ンスト、ならぬヴァイスリッター。
「うぐぅ、遅れてごめんなさいー」
「随分と遅かったわね、月宮」
すかさずひかりに突っ込まれたあゆは申し訳なさそうにこう言った。
「…うっかり遠回りで格納庫に行っちゃったから…」
「…アンタ、いい加減艦内の構造くらい覚えなさい」
呆れたようにひかりは呟いた。あゆはあゆで、意気消沈している。戦闘前だとい
うのに緊張感に欠けた部隊である。
『皆さん、前方の方から連邦軍のSOSをキャッチしました。どうやら周辺の警備
にあたっていた部隊のようですね』
秋子の通信が全機に入る。もっともそれだけで次の命令は予測できたが。
『どうもRGの部隊と交戦中のようです。この防衛ラインを突破されるわけには行
きません。RGの部隊を撃退し、部隊の援護に入ります』
「了解!」
出足の早い、シャインブレイブとディープスノーが先陣を切り、その後を残りの
メンバーが追いかける形になる。
さほど戦闘区域は離れてはいなかったらしく、周辺警戒の任務にあたっていた部
隊もデュランダルのメンバーの接近に気づいた。
「あれは…間違いない。マザーバンガード、特務部隊デュランダルか…」
末端の部隊にとってデュランダルは敬意を抱く相手でもあれば畏怖を抱く相手で
もある。印象は人それぞれだが、
「ホーク1より各機へ。デュランダルが救援に来てくれた、これより彼らと協力し
敵を撃退する!」
「了解!」
どうやらここの部隊長はさほどデュランダルに反感を抱いてはいないようだった。
ジェガンの部隊は、その号令を機に体勢を立て直す。援軍が来るとなれば、また
布陣を変える必要があるからだ。だが、その中でただ一人、南だけは複雑な表情で
近づいてくるデュランダルのメンバーに視線を投げかける。
(…デュランダル、か。折原と…里村さんもいるん…だよな)
断ち切れない、複雑な感情に縛られた気持ちが南の心を、埋め尽くしている。そ
れでも南は、ただ命令を実行する事にした。
第十四話に続く
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