バタン
   今日も祐一と別々の部屋で寝る。
   一度ついた嘘…
   それはまだわたしを縛り付けていた。
   でも、今は…
  「はぁっ、はぁっ…」
   さっきから体が熱くなって気分がエッチな事しか考えられなくなってる。
   お風呂で学校での事を思い出したせいだ。
   それからずっと体が熱くてアソコはジンジンして…
  「はぁっ、はぁっ…」
   止まらない。
   こうなったらもう止まらない。
   かばんにしまってあったオモチャを出した。
  「もうだめ…っ 我慢できないよぉ…」
   ズボンと下着を一緒に下ろした。
   下着のアソコがあたる部分はもう湿っていて、アソコとの間に粘液の糸ができていた。
  「わたし… こんなになってる…」
   指で外側を触った。
  「んっ!」
   自分で触ったのにすごく敏感になってるせいでびっくりしてしまった。
   もうダメ…
   こんなになってる自分を抑えられない…
   気持ちよくて震える手でオモチャを入り口に当てて力を入れた。
   ずぷずぷっ!
  「はぁんっ!? あふぅ…」
   黒くてウネウネ動くオモチャはわたしのお腹を満たしてくれる。
   スイッチを入れる。
   ヴヴヴヴヴヴヴヴヴ…
   うねりと振動を組み合わせたような動きでオモチャがわたしの中で暴れる。
  「はぁっ、はぁっ…」
   お腹の中をかき回される感覚に眩暈を覚えた。
   手鏡でおもちゃが入っているアソコを見てみた。
   オモチャを飲み込んだ入り口はいっぱいに広がっている。
   毛の中に隠れたようにあるピンクの突起は充血して硬くなって存在を主張している。
   アソコとオモチャの隙間からはちょっと白っぽい粘液が溢れて止まらない。
   すごくエッチな格好してる…
   そう認識する事でまた気持ちよくなってきた。
  「はぁっ、はぁっ…」
   アソコよりもちょっと上。
   わたしの手に少し余るぐらいの大きさのおっぱい。
   乳首はもう硬くなってちょっと赤みがさしている。
   空いている手で乳首に触った。
  「くぅんっ…」
   わたしがわたしじゃない感覚。
   気持ちよくてそれ以外の事を考えられない。
   このまま気持ちよくなってそのままでいられるなら… すごく幸せ。
   親指と人差し指で乳首をつまんで、少し力を加えた。
   指を適度に押し返す弾力を感じる。
   強い刺激が私の体に染み込んでもっとエッチな気分にさせる。
   くにくにと乳首をいじりながらもう片方の手でオモチャを動かして気持ちいいところを探す。
   祐一の部屋にあった雑誌に書いてあった"Gスポット"というのを見つけたい。
   すごく気持ちよかったらどうしよう…
   それで、もっとわたしがわたしじゃなくなったら…
   不意にそんな不安に襲われる。
   その瞬間、角度を変えて動いたオモチャはアソコのある場所を擦った。
  「ひうぅ!?」
   電気が走ったみたいに気持ちよくっておもわずオモチャから手を離してしまった。
  「はぁっ、はぁっ… これ…」
   もしかしたら、今のが"Gスポット"なのかももしれない。
   もう一度オモチャを動かしてさっきの場所に当たるようにしてみる。
   オモチャはわたしの中をめちゃくちゃに動いて…
  「はぁんっ!?」
   さっきの気持ちいい場所を一際強く刺激した。
  「だめっ… ここ、気持ちよすぎるよぉ…」
   頭が溶けてしまう位気持ちいい感覚。
   一瞬で虜になってしまった。
   オモチャをさっきの場所に当たるようにしたまま両手でしっかり押さえた。
  「はぁっ、はぁっ…」
   気持ちいい。
   こんなに気持ちいいなんて…
   オモチャがわたしの体の中を擦る。
   うねうねと動いて振動しながら気持ちいい場所を責めてくれる。
  「はぁっ、はぁっ、はぁっ、はぁっ… 気持ちよすぎるよぉ…」
   さっきよりもいっぱい粘液が出てお尻のほうやシーツを濡らしていく。
   意識がはっきりとしなくなってくる。
   気持ちよすぎて何も考えられない。
   今考えられるのはただ気持ちよくなりたいという事だけ。
   それ以外は… 何も…
  「はぁっ、はぁっ、だめっ… とんじゃうっ! とんじゃうっ!!」
   意識がわたしの知らないどこかに飛ばされそうな感覚。
   怖くなったけど、もう止められない。
   このまま手を止めちゃったらその方が辛くて苦しいから…
  「あんっ、あふっ…」
   ぐちゅぐちゅってすごくエッチな音がしている。
   わたしのアソコからこんな音が鳴ってるんだ…
   すごく恥ずかしい…
   でも、気持ちいい…
  「おなか… 熱いよぉ…」
   オモチャで刺激されたアソコはこの体のどこよりも熱くなってると思う。
   足が震え始めた。
   真っ白な時間がくる。
   もう少しであの時間が来る…
  「あはぁっ… まっしろ…」
   白。
   すべてを包んで隠してくれる白。
   どんな嫌な事もその白はすべて見えなくしてくれる。
   ペンキで塗りつぶすようにその時間はやってきて、何も考えなくていい時間がやってくる。
  「はぁっ、はぁっ、はぁっ… くる…っ! くるぅ…っ!!」
   じわじわとくる真っ白い波。
   お腹から少しずつ体が溶けそうなぐらいに熱くなっていく感覚。
   頭の中はもう真っ白で何も考えられない。
   もう何も…
   何もかも…
  「ひうっ… んはぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
   びくん!
   跳ねるように体が痙攣した。
  「やぁっ、気持ちいいのが止まらない…!! だめぇっ!! あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
   びくん! びくん!
   何度も痙攣する。
   アソコはおもちゃをぎゅうぎゅうと閉めつける。
  「はぁ…っ はぁ…っ」
   意識がぼんやりとしてきた。
   わたしはそのままの格好で動けなかった。
  「まっしろ…」
   あったかいお風呂に入っているような感覚のまま、暗い天井を見つめていた。
   服も着ないで、そのままでいた…








  「…もうあなたには時間が残されていない。これ以上彼女の行方を知る事はできない…」
   …それは自分でも知っている。
   もうここに留まっている事に限界が来ている事は…
   まだ手遅れではないと思う。
   でも、もしこのまま救えずに最悪の結末を迎える事になってしまえば…
   もしそうなればあの人も命を絶つだろう。
   あの子の今の状態に一番責任を感じているのはあの人なのだから…
  「私はもう少し見ていようと思うけど、その結果は伝える事はできない。もうすぐ完全にこの世界との絆が断ち切られてしまう…」
   そうなってしまえばもう何もする事はできない。
   このまま輪廻の鎖の向かうまま、進んでいく事しかできなくなる。
   このまま自分は何もできずに消えていくのだ…
   助ける事も、結末を知る事もできない。
   何もできないまま終わっていくのだ…
   だから、せめてもあの子の未来に光がある事を祈ろう。
   あの子が救われるように…
   あの人が救われるように…


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