Kanon 栞シナリオのノベライズ版にて…
北川「けど、最初に中庭にいる栞ちゃんを見つけたのはおれだぞ。あのとき相沢に言わないで、おれが栞ちゃんに会いに行けばよかったなあ」
と、発言していました。
それがこの話の元凶です(^^;
てな訳でベースは清水マリコ著のノベライズ版であり、ノベライズ版で追加されたイベントもフォローしています。
(切り張りって訳ではないです…多分)
あれこれ考えてる内に全キャラ救出SSという無謀な物に手を出すことになってしまいました。
更に、原作では参加しなかった舞踏会に栞を参加させてしまいました。
栞のドレス姿のCGなんて無いので、前作の『再会』にて編み出し、ゴルゴ早川さんの『とある日の会話』のヒントとなったあの技を使いました。
この方法なら文章次第でどんな格好でもさせられます。
(水着や下着姿、裸などの男として目を合わせづらく、目を逸らしてしまう状況ならうってつけでしょう)
安直ですが、この方法ならDNML化を諦めていた話も作れるようになるかも知れませんね。
皆さんどんどん使って下さい。(^^;
ちなみに、アイスクリームは口当たりが良く、食べ過ぎなければ消化も良く、栄養も豊富です。
そして冷たい刺激は(例え栞でなくても)食欲を取り戻すきっかけに十分になり得るそうです。
そう言う意味では非常に理にかなった病人食です。
この物語は、普通の(?)人間から見た『相沢祐一』という生物の観察日記でもあり、久瀬いい奴化計画SSでもあります。
色々な人のSSで久瀬は悪役になってるし、原作でもそう言う位置付けですが…
あくまでも『舞に感情移入した祐一』の主観だからそう見えるのであって、客観的に見れば久瀬、ならびに生徒会は当然の事をしているだけだと思います。
久瀬や生徒会に関する祐一が得た情報は、舞と佐祐理さんと反生徒会の女からの、かなり偏った物です。
情報、証言の発信者は、どのような立場か?
どのような利害関係があるか?
その人は誰に感情移入しているか?
そして自分は誰に感情移入しているか?
客観的、かつ冷静に考えると意外な事実が浮上して来るかもしれません。
あなたは敵視している人はいますか?
それはどのような理由ですか?
あなたはその人のことをどれだけ知っていますか?
お互い、どのような関係ですか?
今一度、考えてみてはいかがでしょう。
最礼恩さんのHP 『夢追い人の吹き溜まり』
http://maebashi.cool.ne.jp/psyleon/
にて、『風の中に生を享けて』と言う、久瀬はあくまでも常識人として扱う作品がありました。
この作品が、北川×栞の物語を大きく膨らませるヒントになりました。
この場を借りて改めて感謝致します。
久瀬に関する話はパクリと言われても仕方ないくらいに影響受けてます。
そんな訳で、この話は基本的に真琴が消えていない舞シナリオであり、その裏側で北川はあのポーカーフェイスの裏にどんな思いを秘めていたのか…と言う物語です。
栞の薬に関して少々ヘビーな解釈をしていますが、これは…
栞は絵が下手なのではなく、栞の目にはそう見えている…つまり、薬でラリッていて見えた幻覚を描いた…家族がモデルを嫌がるのは、ジャンキーになった栞にいたたまれなくなるから…などと、洒落にならん解釈を考えてしまったのがきっかけです。
当然ながら、ダーク過ぎるのでそのネタは没です。
しかし…栞とのやり取りってほとんど原作のコピーですね…力量不足を痛感させられました。
だって…北川って祐一とキャラかぶってるし。
…言い訳ですね。(^^;
私は、死を正面から受け入れた上で、前向きに生きる…という生き方を否定はしません。
でも、助かる可能性がほんの少しでもあるならそれに賭けたいし、賭けて欲しいです。
沢山のものを残した上での死は…
トゥルーエンドではあっても、ハッピーエンドではないですから。
『お話の中でくらい…ハッピーエンドが…見たいです』
『辛いのは…現実だけで…充分です』
『幸せな結末を夢見て…そして…物語が生まれたんだと…私は思っていますから』
って事です。
2001 09/15
2002 03/21
2002 07/31
2002 12 02 UPDATE
OLSON
t.kugai@d6.dion.ne.jp
補足…または蛇足1。
13日
栞「そうです。だから違うのは腹じゃなくって、ま…」
何を言いかけたかというと…
魔羅
分からない人は、意味は…それくらいは調べてみましょう。
蛇足2
旧バージョンでは
香里「『ジュン』って名前で3人組だからって、何もちゃんばらトリオにすることないじゃないの…」
ってな事書いてましたが…
「じゅんでーす!」
「ちょーさくでーす!」
「ミナミハルオでございます〜」」(←ばしっっ!!)
これは『レツゴー3匹』のネタで、『ちゃんばらトリオとは別人でした。
頭の中ではこれらがごっちゃになってました。
ADSLにして接続時間を気にしなくて済むようになって何気なく検索してみてようやく気付きました…。
Ver1の発表からかれこれ一年強、感想はいくつか貰いましたがこの点に突っ込む人はいませんでした。
あえて放置なのかどうでもよかったのか気付かなかったのか…。
とりあえず、修正しました。
蛇足3。
本編の表現で不快に思う事があったら読んで下さい。
3章前半にて、特定の思想を掲げ、共感し、運動に参加した人々を蔑んでいると受け取れる表現があります。
彼らを誇りに思う者もいるかもしれません。
ですが、どのような主義主張を持っていたとしても、それを達成するために政治ではなく暴力という手段を取った人や集団を、私は決して認めません。
主義主張のために暴力を振るい、人を傷つけた時点でテロリストでしかなく、そんな人の主張も要求も聞き入れてはいけないと思います。
政治という手段を取れないのは、その主張には万人を納得させ得る理など無いからだと思います。
3章前半にて、同性愛をからかい、差別しているかのような表現があります。
ギャグにする事自体が問題になるという意見もありますが、ヒステリックに言葉狩りを行えば更なる差別を生むと思います。
もちろん差別はいけません。ですが、本編のように苦しくなるほど満腹な状態で怪しげな行為に耽る絵を見せられたら吐き気を催してしまうかもしれません。
生理的な反応は大目に見てほしいと思います。
理性や道徳がきちんと機能していれば、その先の差別的な言動や行動など本心から出てくる事はないのですから。
あと、いかがわしい本の不法投棄はいけません。ごみですし、あまりにもマニアックかつディープな本は拾った青少年にトラウマを与える可能性があるので特にいけません。
本編の、栞に投与される鎮痛剤に関する話は…後書きに書いた没にした解釈と…とある闘病日誌で、鎮痛剤により幻覚を見はじめたり禁断症状で暴れ出す記載があり、思いつきました。
ですが、痛みの度合いに合った用法を守れば精神を蝕む事や依存は無いともいわれています。
(本人の体調や薬の種類にもよるのでしょう)
ですから、現実に病と戦っている人をまるでジャンキーのように見たりはしないで下さい。
まあ、とりあえず、お約束として…
この物語はフィクションであり、作中に登場する地名、団体、登場人物などの設定は全て架空のものであり、実在する人物や団体、事件その他もろもろとは一切関係ありません。
ってことで、あしからずです。
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